悠 介・・・

2010年9月14日 火曜日

2010.09.14

お前と初めて出会ったのは、湘南から東京Vに移籍してきた時だった・・・

J1のチームから当時JFLの栃木に行く・・・と聞いた時、正直本当に驚いた事を覚えている。

そんな俺の心とは裏腹に、その後はお前が俺に力強く言った言葉の通り、

栃木のJ昇格に貢献し、選手としての輝きや評価を再認識させたんだよな・・・

プロ選手として、また一人間としての逞しさには、心から敬意を表します。

昨日、悠介の事がリリースされたみたいだ。

栃木で俺も本当にお世話になっている方からも連絡をいただいたよ。

みんな悠介の事を気に掛けてくれてるぞ。

渡航前の治療を終えて、相模原でお前が一番好きな店で飯を食べ、

笑って過ごせたこと、苦しい時も楽しい時もずっと一緒にいられた事を、

俺は本当に幸せに感じています。

お前はあんまり人には見せないが、本当は根っこから優しい奴なんだよな。

それと同じ位、意地悪をする時もあるけど・・・(笑)

俺が初めてまだ肌寒い早春の栃木に行った時の事・・・

昼間は穏やかな春の陽気だったのが、俺が帰る頃には少し雪が舞い降りた。

お前より遥かに体の大きい俺に、

『館長が風邪ひくといけないから、これ着てって・・・』 と言い、

お前が着てたウインドブレーカーを、俺に無理やり着せてくれたっけ・・・

分かってはいたけど、本当のお前を感じた瞬間でもあったよ。

ダメだ・・・思い出すと泣けてくる。

昨日の朝早く、お前を見送った。

『じゃぁ、館長行ってきます!!』って、

笑って出て行ったお前を乗せた車が見えなくなるまで、俺はずっと手を振っていた。

『悠介、がんばれよ!!』

お前が栃木にいようが、何処の国に行こうが、俺には関係ない。

栃木に居てくれる方が良いのには決まってんだが、これもしょうがないよな・・・。

選手として思い残す事のない様な一日を過ごして行くのが一番大切。

あれだけ栃木のサポーターの事を大切にしていたお前が決断した事だから、

いつかはみんな分かってくれるよ・・・

愚痴っぽくなってしまうが、お前は栃木の黄色のユニホームがよく似合うよ。

先の事はまったく分からないが、帰って来たらまた宇都宮に顔を出すよ。

とにかく元気に帰って来いよ・・・

以上 慈佑館 館長

投稿者:接骨院慈佑館

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